【2023年2月】AGC重曹の販売先をご紹介:2022年12月末鹿島プラントトラブル発生

AGC重曹の入手にお困りではありませんか?

2022年12月末からAGC 鹿島プラントのトラブルでAGC重曹の入手が難しくなっております。AGC以外の国内の主要重曹メーカーである東ソーとトクヤマは新規での購入を受け付けておらず、重曹の入手にお困りの方が多いと思います。

2023年7月1日から重曹の出荷が再開されました!

すでに大量の重曹の入手は難しいですがまだ商社、代理店では25kg紙体であれば在庫があります。25kgを1個や2個であれば、わざわざAGCの生産再開を待つより、ECサイトで購入した方が早いです。

追記:2023年2月現在 商社にも在庫があるケースが少なくなりました。仮に在庫があっても昨年の購入量に応じて既存のユーザーに割り振って販売して、なんとか繋いでいる状況です。在庫がある商社が新規で販売することは無いようです

なおAGCの重曹の生産再開は5月の定修工事明けを予定されております。生産再開後、購入できるようになるのはさらに先の予定です。引き続き医療品の重曹などは少量ずつ生産はされていますが食品添加物用、工業用の重曹はまだしばらく入手難が予想されます。

下記にて入手可能なECサイトをご紹介させていただきます
*2023年1月12現在で在庫があったところのご紹介です。

追記:2023年1月17日現在 AGC重曹の出荷再開は6月になる可能性があるとアナウンスがありました。ただし粒度違いの重曹は入手可能な場合があります。メーカーか商社代理店へ問合せください。AGCの粒度違いの重曹はサンプル評価が可能です。

追記:2023年1月30日現在 AGCの入手難の重曹のグレードはKFです。粒度違いの商品であれば入手可能な場合があります。ただし粒度違いのサンプルの出荷は遅れているようです

日本経済新聞のニュース

海外のニュースサイト

目次

重曹の販売先ご紹介:ECサイト

AGC 重曹

アマゾン 楽天のAGC重曹 25kgです。様々なショップから販売されていますが、すでに売り切れているところもあります。

アマゾン 楽天のAGC重曹 4.7kgです。食品用のパッケージ商品なので使用が難しいかもしれまんが、中身は上記の重曹を同じです

東ソー 重曹

AGC重曹の代替え商品として一番有力です。アマゾン 楽天の東ソー重曹 25kgです。まだ在庫があるようです。
東ソーはAGCに次いで二番目のシェアがありますので、AGC重層の代替えとして有望視されています。実際に大手の工場などではAGCから供給できなかった不足分を東ソーでまかなう動きがあります。

アマゾン 楽天の東ソー重曹 1kgです。まだ在庫があるようです

その他重曹

明確なメーカー名の記載はありませんが入手できる重曹をご紹介いたします。重曹は海外でも生産されおり、有名なところだとベーキングパウダー(重曹)としてアームアンドハンマー社の重層が購入できます。工業用の大量の重曹は中国品の重層が多く輸入されています。国内で入手できない分を海外品でまかなう場合は、中国品とアメリカ品が供給先として期待されています。

アマゾンの重曹1kg

重曹15kg

重曹5kg

その他ECサイトでは数kg少量包装ではありますが、モノタロウやアスクル、などでも販売されていました。

今後の展望に関して

海外産の重曹が今後販売される可能性があります。すでにAGCの代わりの供給先として中国メーカーから問い合わせや営業にきているところもあります。中国メーカー以外にも様々な国で生産されていますが、重曹は船で運ばれる可能性が高いため、日本から距離の近い中国メーカーが供給先として有望視されています。

ただし数トン規模でオーダーされているに関しては、引き続き厳しい状況が続きそうです。

AGCの重曹は国内でも高いシェアを占めており、用途も様々です。下記資料にもあるように食品添加物用途でもAGCの重曹はシェアNo1です。今後様々な分野に影響がないか懸念がされています

AGC(旧旭硝子)に関する重曹の資料:
https://www.agc.com/en/innovation/library/pdf/64-07.pdf

ベーキングパウダーとしてアメリカ産の重曹も入手できるようですが、数トンレベルで使用する場合、船便になります。船便の場合アメリカからだと数か月納期がかかるため代替えには難しいです。

他の入手先に関して:試薬メーカー

追記:現在では入手が難しくなりました

重曹は炭酸水素ナトリウム(CAS番号144-55-8)として試薬メーカーでも販売されています。試薬メーカーは重曹を高い確率で国内メーカーの3社どれかから購入して、小分けをしているので中身は同じです。下記にて試薬メーカーの商品もご紹介いたします。
*個人では購入できません。
下記商品のCAS番号をご確認の上問い合わせください

富士フイルム和光純薬工業:
https://labchem-wako.fujifilm.com/jp/product/detail/W01W0119-0130.html
https://labchem-wako.fujifilm.com/jp/product/result/product.html?fw=144-55-8

関東化学
https://cica-web.kanto.co.jp/CicaWeb/servlet/wsj.front.ItemListSvlt

純正化学
https://www.junsei.co.jp/product_search/search_seihin_result.html

林純薬工業
https://direct.hpc-j.co.jp/product.php?id=16428


似たような事例:日産化学株式会社の硝酸プラントトラブル

2022年5月に発生した日産化学株式会社の硝酸プラントのトラブルは今回のAGC株式会社の重曹プラントのトラブルと状況としては似た状況にあります。

日産化学株式会社の硝酸プラントのトラブルも当初は製造再開まで数か月かかる予定でしたが、様々な化成品の上流の原料である硝酸の出荷制限は、多大なる影響があると判断した経産省から、様々なテコ入れがあり、結局1か月前後で生産出荷が再開されました。

今回のAGCの重曹は、前回の日産化学の硝酸のトラブル程、大きな影響があるとは言われていませんが、今後様々テコ入れがなされて出荷が早まる可能性はあります。

また日産化学の硝酸は生産が完全にストップしていましたが、今回のAGCの重曹は生産量が半減したという状況で、完全に出荷が止まったわけではありません。医療品の重曹などは引き続き優先的に生産・出荷がされています。

まとめ

今後もAGCの重曹の追加情報があれば発信していきます。現状では初夏(5-7月?)の出荷の正常化が予定されています。

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