JKワイパーとキムワイプの違いを比較解説。メリットデメリットをそれぞれの特徴から

長年、キムワイプだけを愛用されてきた方には、一度は使用していただきたいのがJKワイパーです。今まで気に留めてこなかったその製品が、実は求めていた理想的な商品であるかもしれません。

この記事を書いた人
当サイト管理者:竹狼

・数年前まで商社の工具商部門で営業を担当。毎年キムワイプ、キムワイプなどを数百箱販売

・紙ウエスだけしか販売できなかったユーザー様向けにありとあらゆるウエスの種類を調べ上げました


私は数年前まで商社の工具商部門で働いており、さまざまな化学工場様・自動車整備工場・各種工場プラント様向けに年間数百箱程度、キムワイプ、JKワイパー、キムタオルなどのクレシア商品を販売しておりました。


多くのお客様ではキムワイプとキムタオルの使い分けされていましたが、キムワイプとJKワイパーは一体何が違うのか、ご存知ないお客様が多くいらっしゃいました。

この記事ではキムワイプとJKワイパーの違いを解説するとともに、それぞれのメリットデメリットと、具体的な使用例をご紹介させていただきます。

これからJKワイパーを検討されるお客様はもちろん、現在JKワイパー使用されている方にも役立つ内容です。

結論としてJKワイパーはキムワイプより強度(厚み)と洗浄力(ヒダ加工)と吸水性があります。

それだけを聞くとキムタオルでも良いのではと思いますが、JKワイパーは、低粉塵性(ゴミが少ない)もあります。
JKワイパーは低粉塵(ゴミ、繊維残り)が必要で、強力に拭き取りたい現場におススメです。

目次

結論:JKワイパーはキムワイプより強度(厚み)と洗浄力(ヒダ加工)と吸水性がある。比較情報とメリットデメリット

JKワイパーとキムワイプの基本情報比較

クレシアHPから
クレシアHPから

参考:
キムタオルの比較。低粉塵はありませんがその他の性能は高いです

JKワイパーのメリットデメリット(キムワイプと比較して)

JKワイパーを採用した場合のメリットデメリットを下記にて紹介いたします。キムワイプと比較した場合の感想です

メリット:
強度(厚み)がある。キムワイプより雑に使用できる
洗浄力(ヒダ加工)が高い。キムタオル、キムワイプより、拭き切る能力が高い
吸水性が高い。キムワイプだと何枚も消費するグリスも一枚でふき取れた
紙自体が固い。破れずらく、洗浄力が高い

デメリット:
厚みが中途半端。キムタオルの方が使いやすい場合がある
低発塵性能がキムワイプと比べてと低い。キムワイプと同じ感覚で使用するとゴミが残るケースがある
JKワイパーの方が大きいが、1箱あたりの単価が高い。
丈夫で紙自体が固いため、メガネや車などのコーテイング剤も除去してします可能性がある
大きさが、長いタイプしかない。キムワイプのような小型(正方形のS-200)が無い

JKワイパーは下記のような用途で使用されるお客様に喜ばれました

毛羽立ちを気にする精密機械向けにグリスやオイルなどのなかなか取れない潤滑剤を使用されている現場で一番効果を発揮します。
*この用途で採用いただくケースが一番多かったです。
例:精密機械を使用ている工場、保守、使用される現場・車、バイクの整備工場・部品の清浄工程等

・機械、装置類のメンテナンスの際の拭き上げにも有効です。キムワイプより強靭で、キムタオルより粉塵がでない多くのお客様に喜ばれました

クレシアHPより

・ローション液や、オロナイン軟膏などのティッシュでは一度にふき取りが難しいジェル状の液体にも効果を発揮します
*単純に吸水性と洗浄力が求められる用途は、キムタオルでも良いですが、毛羽立ちがNGな場合はJKワイパーが最適です。また洗浄力が求められるケース、特に拭き切ることが必要な場合はJKワイパーがおすすめです。キムタオルだと粗く、大まかに、大量に拭くことに向いていますが、残液を残さない、細かいところまで拭き切ることには向いていません。

・野外での雨水のふき取り作業でキムワイプを使用していたが吸水性に不満を感じているユーザー様にも好評でした。

ご家庭で使用する例としてはと、車や自転車、電子部品、プラモの拭き取りなどに有効です。ただしキムワイプより洗浄力が高いため、コーテイング剤なども剝がれてしまう可能性があるため注意が必要です。
特にパソコンのCPUのグリス交換などに有効です

クリーンルーム内の作業や半導体、精密電子部品などの低発塵性能(毛羽立ちがない・繊維が残らない・粉塵がでない)を特に重視するお客様は、JKワイパーだとゴミを気にされるケースがあります。低発塵性能が高いキムワイプやクリーンルーム用のベンコットをご検討ください

またキムワイプより硬くて、ふき取る力が高いので、柔らかいものや眼鏡や車などのコーテイング剤、車などワックスも落ちる可能性があります。

JKワイパーとキムワイプを写真で比較

JKワイパーの写真

透過が少ないため、分厚いのがわかります。また凸凹のヒダ加工がはっきりと確認できます

キムワイプの写真

透過の多いため、薄いです。またヒダ加工が確認できません

JKワイパーの拡大

ヒダ加工が確認できます

キムワイプの写真

JKワイパーの拡大

繊維の密度が高く、隙間が少ないです。

キムワイプの拡大

若干繊維の糸がJKワイパーより長い気がします。1本1本を測定したわけではありません

最後に

JKワイパーはキムワイプより耐久力・強洗浄力が高く用途によっては高いパフォーマンスを発揮します。

ただしキムワイプと同じように使用してしまうと、サンプルを傷つけたり、削ってしまう可能性があるので、それぞれの特徴を理解した使い分けが重要となります

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (2件)

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次