コスパの悪いウイスキーのご紹介:初心者向け。価格帯が高めでおススメしない

ウイスキーの価格はピンキリで数百円~数万以上まで様々です。基本的には価格と香り・味わいは比例しますが、一部のウイスキーは価格に見合っていないことがあります。

何十万もするウイスキーが数千円で購入できるウイスキーの100倍美味しいかというと、そうとは限りません。

前回の記事でコスパの良いウイスキーを紹介しましたが、同僚からコスパの悪いウイスキーも問い合わせがあったので個人的にコスパが悪いと思うウイスキーをご紹介いたします。

この記事を書いた人
当サイト管理者:竹狼

・実際に購入して飲んだウイスキーは300本以上
・毎月最低でも4本は新しいウイスキー購入して飲み干しています


このブログでウイスキーに関する発信を3年以上発信

同僚

できればコスパが良いウイスキーだけを選んで購入したい!
たくさん飲みたいから、凄く美味しい高価なウイスキーを1本買うより、まあまあ美味しいウイスキーを2本買いたい!

コスパが悪いというとマイナスな事をいうイメージにとらえられてしまう可能性がありますが、決してそうではありません。

今回ご紹介するコスパが悪いウイスキー達は、各メーカーがあえて価格設定を高めにして、ブランドイメージを高めている戦略を行ってケースが多いです。

エルメスやロレックスはあえて価格設定を高めにし、出荷量を絞って、庶民には入手できないイメージをもたせ、購入できる人に特別な体験を提供してブランド力を維持しています。

今回紹介するコスパが悪いウイスキーも同様で、全てブランド力のあるウイスキーです。そのため、あえて価格設定を高めにしたり、出荷量をしぼったりして、特別な体験を演出しています

ブランドの服を日常生活で使用することが適さないように、今回ご紹介するウイスキーたちも家の晩酌に飲むよりは、特別な日に飲まれることが多いです

目次

コスパが悪いウイスキー

コスパが悪いウイスキーを各銘柄ごとにご紹介いたします。銘柄の価格と状況に加えてお得に飲める方法もご紹介するので参考にしていただければ幸いです。

山崎

日本を代表するサントリーのプレミアムウイスキーで華やかなで甘い味と香りがして、多くのファンが存在します

2024年3月までの定価4,500ならまだなんとか購入できましたが、流石に、現在の定価7,000円は私のような庶民には高いと感じる価格帯です。7,000円はスコッチだとデュワーズ15年、バランタイン17年、グレンリベット15年と同様の価格帯です。デュワーズ12年なら2本は購入できてしまいます。

コスパが良いウイスキーとの比較だと
山崎1本(7,000円/本)=カティサーク7本(1,000円/本)換算です。


山崎は価格に加えて、入手難も大きな要因です。初心者の方が定価で購入するのはかなり難しいです。

もし幸運にも定価で購入できても、そうそう開ける気にはなれません。

白州や響も同様に値上りしているため、正直コスパは悪いですが、個人的に
白州が一番好きなウイスキーなのでまだ許せています。


山崎はもっとも入手しづらく、もっとも高額で転売されいて飲むにはコスパが悪いと感じてしまいます。

山崎をお得に飲む方法

82 ALE HOUSEなどのバーのハッピーアワーで

バーや、ウイスキーを売りしている居酒屋なので意外と安価で提供されているケースがあります。700mlの定価で購入しようとするとば角より7-10倍近くしますが、バーや居酒屋で飲む場合は倍もしません
最もおススメは82 ALE HOUSE(HUB関連)などチェーンのバーのハッピーアワーを利用するのが一番良い方法です

82 ALE HOUSEのHPから

ハッピーアワーとは?:毎日「OPEN~19:00」がハッピーアワーで20% OFF(カクテル・ハイボール・ウィスキー・ソフトドリンク)

82 ALE HOUSEの取り扱いウイスキー

82 ALE HOUSEのハッピーアワー

180mlをコンビニで

実際に瓶で購入したい方は、コンビニで180mlを購入する方法がもっとも可能性があります
180mlも2024年4月から定価は1,250円から1,950円へ値上げされています
下記の記事のコンビニで購入する方法からご参照ください。

山崎の缶ハイボール

最後に山崎は定期的に缶ハイボールで売り出されています。1缶600円で安くは無いですが、流通する時期さえ外さなければ入手難易度は高くないので、手軽に山崎を飲みたい人にはおススメです。

流通時期を外すとほとんど入手はできません。
また新幹線の車内販売では山崎12年の50mlが購入できます。車内販売は終了しましたが、モバイルオーダーで購入は可能です。

マッカラン

高価なウイスキーとして有名で、「シングルモルトのロールスロイス」と呼ばれる銘柄です。シャンパンでいうところのドンペリのような存在で、気軽に家でデイリーウイスキーとして飲むことは少ないウイスキーです。
エントリーモデルのマッカラン12年ダブルカスクでも7,000-8,000円はします。

甘くて上品で、華やかな味わいのため意外と女性が好きで、高級ラウンジや高級キャバクラでも提供されています

ウイスキー好きへのお祝いの品としても選ばれています

マッカランをお得に飲む方法

山崎と同様に82 ALE HOUSEなどのチェーンのバーで意外とと安価で提供されています。

82 ALE HOUSEのHPから

700mlの定価で購入しようとするとば角より5-6倍近くしますが、バーや居酒屋で飲む場合は倍もしません

82 ALE HOUSEのハッピーアワー

余市・宮城峡

ニッカの余市と宮城峡も山崎と同様に2024年4月から4500円→7000円へ値上げしました。
余市・宮城峡も素晴らしいウイスキーですが、正直7,000円はコスパが悪いと感じます。スコッチのほうがコスパが良いと感じます

竹鶴も同様に4950円→7700円へ値上りしていますが、ニッカでもっともブランド力があるウイスキーなので何となく許されている雰囲気があります。

余市と宮城狭は山崎と異なり、若干ですが値引きされて販売されているケースがあります。

余市・宮城狭をお得に飲む方法

山崎と同様にバーで飲む方法もありますが、やまやなどのチェーンの酒屋やお酒売場が充実しているイオンでも売られていがあります。

余市はなかなか見つかりませんが、父の日やお盆前、クリスマス年末年始シーズンには出回っています。また値引きされているケースもあります

18年熟成~のビンテージウイスキー

18年~熟成のウイスキーは飲むと素晴らしい体験が待っていますが、正直コスパの面から見ると、コスパは悪いと感じます。銘柄にもよりますが、12年なら3本、ノンビンテージなら5本買えるケースもあります。もちろんケースバイケースですが、12年の約3倍~します。下記にて代表的なウイスキーの熟成年数ごとの価格表です

山崎NA7,00012年15,00018年55,000
グレンフィディック12年5,06015年9,360円18年15,400円21年36,300
ボウモア12年6,60015年11,96018年16,80025年90,720
デュワーズNV1,20012年2,38015年5,20018年11,00021年14,000
バランタインNV8007年2,68012年3,63017年8,50021年26,400
マッカラン12年8,00015年23,00018年40,000

*価格は2024年5月現在
*希望小売価格が確認できなかったものは流通価格を参照
*価格の違いは熟成年数の違いだけでは無い可能性があります(樽や原料など)

18年熟成以上ウイスキーは味や香り、豊潤さが強いです。またアルコールなどの刺激がほとんどなく、ストレートで飲んでも、40度以上ある酒とは思えないほど、まろやかなで飲みやすい口当たりになります

18年熟成のウイスキーを口含むと、飲み込むのが惜しいと思えるほどの、素晴らしい体験ができます。

ただし残念ながら18年熟成のウイスキーは香りや味わいが複雑になるため、基本的にはストレートで飲むことが推奨されています。

氷をいれてしまうと、香りや味わいが薄まってしまい感じられなくなる可能性があります。また温度が下がると香り開かず、存分に楽しめないという意見もあります。ハイボールなどもってのほかだと考えている人もいます

最後に

何度もいいますが今回ご紹介したウイスキーはどれも素晴らしいウイスキーです。ただしメーカーのブランド戦略によって価格帯が高めに設定されています。

山崎のように、なかなか飲めないウイスキーを追及するよりも、もっと手軽に楽しめるウイスキーが沢山あります。

自分にあった推しの1本を探すことが一番の楽しみかもしれません。

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